みなさん、こんにちは。
kyu-naです。
公的支援の給付金を利用しながら、資格を修得するために、スクールへ通うことになった場合、どのような手続きが必要になるでしょうか。
私の実体験を踏まえ、事前に知っててほしいこと7選をお話しします。
よかったこと、失敗した体験談を交えてお話しするよ!
参考にしていただければ幸いです。
こんな方にオススメ!
高等職業訓練促進給付金とは
ひとり親向けの支援になり、訓練受講中の生活費の支援として打ち出されたものです。
令和3年度以前は、1年以上の訓練期間が必要でしたが、
令和3年度以降はこの期間が見直しされ、6ヶ月以上の訓練でも大丈夫になりました。
そして、「国家資格等の取得」が必須という条件から、「民間資格等の取得」の場合でも給付の対象となりました。
現行 | 令和3年度〜 | |
訓練期間 | 1年以上 | 6ヶ月以上 |
資 格 | 国家資格等 看護師 保育士 介護福祉士他 | 今までの国家資格にプラスして、 デジタル分野の資格も可 WEBクリエイター CAD 輸送・運転機械関係 農業関係など |
詳しくは、以前の記事をご参考にしてみてください。
スクールに通うとなったら、働く時間とか制限されるよね?
生活費た受講費用も稼がないといけないし、、、
何かいい方法はあるのかな?
そんな時役立つのは、
☑️高等職業訓練促進給付金・・・・ 生活費の一部補助となる
☑️自立支援教育訓練促進給付金(受講料の6割補助、上限は年20万円まで)
・・・・ 訓練期間の経費(受講料など)が一部補助される
次は、それらについて詳しく説明していきます。
気をつけたいこと7選
高等職業訓練促進給付金は1度だけ利用できる。
この給付金の利用は1度だけです。
なので、いつどのタイミングで利用するかはシングルマザー次第です。
私は、安定な就労は目的としていましたが、当初取得したい国家資格がありませんでした。
しかし、令和3年からをWEB関連の資格も対象となり、以前から興味のあったWEB関連の仕事が対象となっていました。
給付金の対象にもなっていたので、とてもありがたかったです。
色々と迷われている方もいるかもしれません。
今後の就労につながることが目的なので、興味があるもの、得意なものがあるだけでも、
そこへ注がれるパワーは違ってきます。
一度しか使用できない制度ですから、自分の未来設計もこの際しっかりと立ててみてはいかがでしょうか。
最低でも6ヶ月は通わなくてはいけないので、
今の仕事、生活のバランスも考える必要がありますね。
・今の仕事が続けられるか?
・家事・育児に支障は出ないか?
・生活費は足りるのか?
など、一度調べてみましょう。
高等職業訓練促進給付金を利用する時に「失業手当」は受給できるの?
結論から申し上げると、この給付金と失業手当は併給できます。
つまり同時にいただくことができるのです。
「失業保険をもらっているから、この給付がもらえないかも?」
という不安をお持ちのシングルマザーの方、どうぞ安心してください。
現在失業中のシングルマザーの方でも、この機会に取得したい資格があれば、ぜひ活用するべきです。
ただ、現在失業中で、失業保険を受給される方については、ハローワーク主体の「職業訓練校」(受講費用無料)に通うこともできるかもしれません。
こちらは、失業保険の受給期間の延長など、様々な優遇措置が設けられています。
母子及び父子家庭自立支援教育訓練給付金は勉強開始日に注意!
この給付金とセットになっているのが「自立支援教育訓練給付金」です。
「自立支援教育訓練給付金」を受けるためには、
- 教育訓練対象講座であること
- 雇用保険の加入期間が一定日数以上あること
通常の一般教育訓練給付金については、費用の20%(上限10万円)が給付されますが、
それとはまた別の支援策となり、自立支援教育訓練給付金は費用の40%が支給されるものです。
ただし、一般の教育訓練給付金が支給される場合は、自立支援教育訓練給付金額から差し引かれて支給されます。
その場合、合計で40%の給付金が講座修了後に給付されます。(上限は20万円/年)
つまり、この「自立支援教育訓練給付金」は受講費の補助として、
給付金 | 条件 | 支援金額 |
教育訓練給付金 | 雇用保険に加入 (一定の加入期間が必要) | 費用の20%(上限10万円) |
母子及び父子家庭 自立支援教育訓練給付金 | 母子家庭 | 費用の40%(上限20万円) ただし、教育訓練給付金を受給される場合は その受給額は差し引かれます。 |
かかった受講費用の60%(上限は20万円)は受講修了後に給付されることになります。
そして、この給付金を活用するには、まず就労相談へ行く必要があります。
相談せずに、うっかり受講開始してしまうと、この給付金は受けられませんので気をつけてください。
必ず、受講開始の15日前までに、申請手続きをするが必要があります。
時間に余裕を持って進めることをお勧めします。
この先の就労についてもよく考えて
この給付を受けるためには、厚生労働省が指定する指定校である必要があり、そしてその指定校の対象講座を受ける必要があります。
なんでもいいというわけではないのです。
そうなんだね〜!!
なんでもいいってわけじゃないから、
その辺もちゃんと調べないとね!
今年から6ヶ月以上の講座も対象となり、資格としてはWEB関係やCAD関係、ワード、エクセル、MOS、機械の運転免許など様々になり、選択肢も広がりました。
もちろん母子家庭でそういった給付をいただきながら、仕事へのステップアップにつなげることは
とても大切なことだと私的には思います。
しかしながら、その選択の見極めを誤ってしまわないように、日頃から自分のやりたいこと、得意なことを意識しながら明確にできていると、その時が楽です。
高等職業訓練促進給付金の申請は、いつのタイミング?
申請は、スクールに通い始めてから、で大丈夫です。
(事前に福祉課の相談窓口にお話をされているはずなので、担当の方に確認する必要があります。)
先ほどの、母子及び父子家庭自立支援教育訓練給付金は勉強開始日に注意!の中でもお話ししましたが、「自立支援教育訓練給付金」は受講をスタートする15日前までには申請する必要がありましたが、この申請は、学習をスタートした後です。
この申請に行く時には、以下の書類が必要です。
- 児童扶養手当証書の写し
- 戸籍謄本(自分と子供が要記載)
- スクール発行の在籍証明書
- スクールの年間スケジュール表
この書類を自立支援員の方に持っていくと、今現状の自分の生活状況(収入や養育費、子供との生活)
や修業調書(今月は何回通ったかなど)など話をした上で、支援員さんが書類を作成してくれるという流れです。
この調書と持ち込んだ書類をあわせて提出することで、申請手続き完了ということになります。
入金は受講開始の翌月末日と考えていた方が無難。
申請が済んだら審査に入り、審査がおります。(特に記載に誤りなど問題がなければほぼ通ります。)
それから毎月の給付がやっと始まります。
私が申請した時は、申請月の翌月末(27日以降)のが初めての入金でした。
もちろん、お住まいの自治体によって、締め日など細かい点が違う場合がありますので、申請にいった際に必ず確認してください。
大切な生活費となる給付金ですから、今後の見通しのためにも入金日の確認は必須です!
給付額
給付金(高等職業訓練促進給付金) | |
市民税非課税世帯 | 100,000円 最終の1年間は140,000円 |
市民税課税世帯 | 70,500円 最終の1年間は110,500円 |
住民税が課税か非課税かでも給付金額が大きく違います。
自分が住民税が課税か非課税かは自治体の窓口で確認することができます。
受講料が高額な場合は、まず貯蓄。
受講を急ぐ方はスクールが紹介してくれる無金利の教育ローンがおすすめ。
(補足として 楽天カードはあとで分割払に変更が可。)
6ヶ月以上の民間の講座(教育訓練対象講座)や国家資格取得のための1年以上の学校に通う場合は、
その受講費用も高額になってくることが多いです。
教育訓練給付金は受講が全て修了した後に給付されるので、受講費の足しにはできないんです。
ですから、まず受講費自体は自分で支払わなくてはいけません。
私が1年かけて通ったスクールでは、受講日の支払いについて選択できる方法は3つありました。
全額を振り込み(現金)で支払う
スクールが指定する口座へ振り込みにて支払う。
どこのスクールもこれが一般的ですね。
スクールが取り扱っている、無金利のローン(審査あり)
スクール指定のローン会社を利用する。(私のスクールではジャックスローンだったと思います。)
そこで分割した場合は金利0%(手数料は無料)といった特典がありました。
ただし、これには事前審査がありますので、手間と時間がかかります。
持っているクレジットカードで支払う。
ご自身でお持ちのクレジットカードで決済が可能です。
当然後払いになりますので、計画的な利用が必要です。
スクールの先生からこういったスクールの費用などは、あとから分割(回数の変更)が不可だと
聞きました。しかしながら、私の持っていた楽天カードは、あとから分割は可能でした。
まとめ
全7選をお話ししました。
これから学習を考えられる方、今ちょうど考えている方。
手続きのタイミングや必要なお金、必要な書類などが様々です。
働きながら時間を見つけてお役所にも通わないといけないとなると、時間もかかります。
これは、実際やってみないとわからないことも多いため、私の事例を参考にしていただき、
少しでも皆さんの不安が解消されれば幸いです。
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