先日、娘のピアノの発表会がありました。
習い始めて9年。私が離婚してからも、ピアノだけは続けてきました。
シングルマザーだけど、
子供には何かひとつでも好きな習い事を作ってあげたい。
そういう親の願いみたいなものは確かにありましたが、
今まで続けてきた娘に対しては、本当にすごいなと感じています。
子供の可能性は無限大です。
しかし、シングルマザーの時間はかぎられています。(トホホ)
そんな私の歩みを、ありのまま紹介します。
このブログでわかること!!
・ピアノを続けてきてよかったこと・しんどかったこと
・子供の思い
・親の思い
・習い事を続ける意味
習い事を始めた理由
ピアノの習い事ってどんないイメージを持ちますか?
- 練習が大変そう。
- 練習に時間が取られる。
- お月謝が高そう。
- 親も大変そう。
なんだか、マイナスのイメージしかないですね。
周りの友達に聞いても、習わせるのには躊躇するって言ってました。
親が経験者でピアノが自宅にあるとかじゃないと、なかなか足を踏み込みにくいと感じます。
ありがたいことに私は幼少期にピアノを習ってはいましたが、勉強との両立、先生との相性で中学生でやめました。
思い返せば、
苦しかった>楽しかった
という思いが強かったです。
良い思い出があまり浮かばないのは、とても残念です。
もちろん苦しいことばかりではありませんでした。コンクールに出て賞をいただいたことも多少あります。両親もとても喜んでくれました。
嬉しいこともあったはずなのに、結果的にそういった苦い経験が印象深く残ってしまっているので、
娘には、上手に弾けるとかではなく、
とにかく、楽しんでほしい
という思いが強かったんです。
私が娘にピアノを習わせ始めたのは、娘自身が「ピアノ習いたい!」といったわけではなく、
娘の感性の持ち具合を見て決めました。
感性の持ち具合というのは、「歌ったり、踊ったりするのが大好きだった」ということ。
「小さな子供だし、みんなそうでしょ?」
って言われるかもしれませんが、魔の3歳という言葉があるように、
3歳ごろになると、第一反抗期が始まります。
「反抗期」という言葉が、私はあまり好きではないのですが、いわゆる「自我の目覚め」が始まる時期だと思います。
自我とは、自分の好きなこと嫌いなこと、やたりたいこと、やりたくないことに対しての自己主張が出てくるように思います。
だから、よく観察してみると、
- 本が好きで本ばっかり読んでる子
- 運動が好きで外で泥だらけになって遊んでるこ
- 歌が好きでいつも踊りながら歌っている子
あっ、あの子はあれが好きなんだろうな、っていうものが勝手に見えてくるんです。
そういったところを感じたこともあり、
娘には音楽に通づる習い事を、何かさせてあげたいと思ったのが、きっかけになります。
続けてきて、良かったこと・悪かったこと
親目線からみた場合
良かったこと
- 本人の成功体験として自信につながる
- 曲が弾けることで達成感が得られる
- 本人が楽しい
残念だったこと
- 練習しない姿をみて、なぜか親がイライラする
- 発表会があると出費がかさむ
- 送り迎えに時間を取られる
子供目線からみた場合
良かったこと
- 弾けるようになってうれしかった。
- 難しい曲にも挑戦することができたこと。
- 発表会に出てきれいな服を買ってもらったこと。
残念だったこと
- 母親の小言、以上。
おいおい、私が悪者かい(涙)冗談です。
9年続けてきましたが、続けてきたことで、私が「良かった」と思うことは、
子供の成長を感じれたことでしょうか。
直接ピアノとは関係ないですが。
練習をしなくてイライラしたことは何度もありました。
逆に、娘本人はどうかというと、楽しいことがほとんどのようです。
唯一嫌なことは、母親(わたし)に小言を言われることのようです。(反省)
正直、習い事は子供がするので、親目線の感想は必要ないのかもしれませんが、
シングルマザーの私にとっては、時間とお金に限りがあります。
親の私としては、やるからには、一生懸命取り組んで欲しいと願い、最初は様子を見守る
ばかりですが、その気持ちも徐々に子どもへの要求を含む言動へと変わり、
さらには練習しないということが親のストレスになってくるのだと思います。
そういったストレスを感じない家庭が羨ましい。
何度もそう思っていました。
低学年から高学年になると学校の宿題や友達との付き合いなどで、練習する時間がグッと減ってきました。
ピアノは家での練習あるのみですから、
「練習しなけりゃ、行っても意味ないんだよ」って思いました。
「練習しないんだったら、続けられないね」っいう話も、しました。
1度や2度ではありません。
これって、習い事あるあるですよね。
発表会の衣装
1年に一度、発表会があります。
自分の練習してきた曲を大勢の人が見る中で弾きます。
「めっちゃ緊張するんですけど」by mother(笑)
親の私の方が手汗が半端なく、間違えずに弾けるだろうかって内心ドキドキです。
そして、その発表会で着る衣装を決めるのが、一苦労なんです。
女の子 | 男の子 | |
小学校・中学年まで | ドレス系 | スーツ系や学校の制服 |
小学校高学年以上 | スーツやワンピース系 | スーツ系や学校の制服 |
私が通うピアノ教室の発表会の場合です。
年齢が上がるほど、衣装もシンプルになり大人の女性の雰囲気が漂います。
服だけでなく、靴や靴下、アクセサリー、ヘアースタイルなどもきちんと整えられていて、
それもピアノを習いたいと思う、魅力の一つなんだと思います。
ちなみに、男の子は至ってシンプル。
学生服の子供さんもいれば、ちょっとしたカッターシャツにズボン、七五三の衣装のようなイメージのお子さんもいます。
男の子、楽だわ。
あ、つい本音がこぼれました。
本当に大切なこと
9年間続けてきて分かったことは、よく続けてこれたってことです。
結果、うちの娘はピアノが好きだったんだな、ということでした。
結果、ピアノを習い続けてきて良かったんだな、と。
継続するということは、大人の私たちでも難しいことです。
子どもにも当然、向き不向きがあるでしょう。
そういった中、続けてこれたということは、
何事にも前向きに取組む力が成長と共に備わってきている、ということです。
私が経験した、「あまり楽しい思い出がない」という苦い感情を持つことがないように、
娘の「好き」をこれからも、親の私が大切にしてあげたいと思いました。
それでも、やっぱり練習しないから、小言を言う時がなくならないんですよ。(トホホ)
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